土舗装の施工は簡単で誰でも出来る・・・そうなんですね。
確かに、そこにある土にジオベストと水を混ぜてしまえばいいので、素人でも簡単に出来ます。
しかし、容易な施工だからこそ侮るなかれです。安易に仕上げると、しっぺ返しが怖いです。マニュアルをよく読んで、赤子をあやすように、土に気を使いながら丁寧に仕上げることが出来れば、何年も維持出来る満足のいく土舗装になります。
しかし、仕上げを急いで中途半端に仕上げると不具合が起きる可能性があります。
気をつけなければならないことは、
①土とジオベストをよく混ぜることです。
中途半端に混ぜてしまうと、土舗装の表面は、ジオベストの材料の色である白色が出ます。土とジオベストを混ぜた舗装材の敷き均しをした時、ところどころが白くなっていて、一部は土の色そのもの・・・要注意です!
見た目は、きちんと混ざっているように見えますが、よく混ざってないということです。ジオベストの材料である酸化マグネシウムの色である白色が消えるまで混ぜないと、こういうことが起こります。土の塊がそのまま残っていたら、土舗装の中にある雑草の種から芽が出て、せっかく苦労して仕上げた土舗装を破壊することがあります。
ジオベストは、除草剤ではありません。
土の養分を雑草に吸収させることを防ぐ役割のものです。だからこそ土とジオベストをしっかり混ぜることが必要なのです。慎重に施工しましょう。
次に、
②しっかり転圧しましょう。
転圧する機械が入らない場所でも工夫次第で加重できます。土とジオベストに水を加えれば固まるというわけではありません。よって、コテ仕上げだけでは土の粒子同士が接着しませんので、しっかりと転圧することが必要です。この力が大きくなるほど強度が出ます。しっかり固めたいと思ったら、しっかり転圧することです。
そして、
③路盤はしっかりしていますか?
土舗装は表層です。コンクリートのようにカチカチにはなりません。路盤が柔らかかったら、表層は簡単に壊れてしまいます。一方、透水性のある土舗装の下の路盤が固いコンクリートだったら、水は路盤の上を流れます。その場合は勾配が必要です。コンクリートの傾斜がなかったら、そこに水が溜まります。つまり、その溜まった水が凍って凍害を引き起こす要因となります。
施工が簡単な土舗装だからこそ、材料の特徴をよくつかんで施工しましょう。そうすれば土舗装と仲良くなれます。
最後に
④水の量は適正量で。
土舗装をする時は、まず混ぜる土の含水比を測ってください。
水の量と強度は半比例です。加水を多くすればするほど強度が弱くなるのはコンクリートの水セメント比と同じです。水がなければ反応しませんが、多すぎるとモロくなります。少ない水で締固めをするのがポイントです。よって、散水は、転圧、不陸整正後にするのが一番です。
◆ジオベストのお問い合わせは、
ジオサプライ合同会社
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