先日、NHKの番組で、日本には江戸時代に、世界に誇れるものとして望遠鏡のものづくりの技術があったことを紹介していました。
そして、その望遠鏡で天体観測を行い、日本最古の月面観測図を描いたのが「麻田剛立」です。
麻田剛立といえば、月のクレーターに名前をつけられた人として有名です。
天文学の分野では、「ケプラーの法則」というのが最も名高い法則ですが、麻田剛立は、江戸時代に「ケプラーの第3法則」を独自に発見したといわれています。
ケプラーの第3法則とは、「惑星の公転周期の2乗と軌道半径の3乗の比は一定である。」というものです。
麻田剛立は、杵築市出身ですが、1780年頃に大坂の本町に天文暦学の塾を開きました。
それは「先事館」と呼ばれ、天体観測を自分たちで行い、天文学を教えていました。
この麻田剛立の弟子の高橋至時と間重富が1795年に江戸に呼び出され天文方に取り立てられ、これまでの古い中国暦から高度なヨーロッパ天文学を基にした新しい暦が完成したのです。
当時は、官より大坂の民間の方が天文学の知識があったのです。
江戸時代の大阪といえば、1838年に緒方洪庵が「適塾」という蘭学塾を生みましたが、これより前に「懐徳堂」があり、「先事館」があったことが、後になって維新以後の急激な西洋化と日本の近代化に大きく貢献することになりました。
江戸時代の大坂には、近代天文学のルーツがあるだけではなく、町民文化の中に、新しいものを生み、世の中を動かすエネルギーがありました。
江戸時代というと江戸時代の東京の循環型社会のみが注目されていますが、環境問題に関していうと、町人の知恵は、東京に負けておりません。
江戸時代の浪速のいいところを取り入れて、現在に生かすことができればと考えています。
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