土舗装は、衝撃吸収性が高く、歩行者に優しい舗装です。自然環境にも調和し、ヒートアイランド対策としても有効です。
そんな土舗装ですが、散策している途中で、無残にも階段の土舗装が破壊されている場所を見つけました。ジオベストを使用して舗装した土舗装ではありませんが、土舗装の土が流失して、路盤の砂利が剥き出しになっています。
多分、雨の日に、この場所を訪れたら、階段の上から水が流れてくるので、水を避けて登らなければならなかったはずです。
よくある話ですが、この階段の土舗装は、透水性舗装なので雨が降っても透水するから壊れることはない、大丈夫だと思われて、造られたのだと思います。よって、排水溝の検討など全く考えられていなかったはずです。
しかし、このような階段の場合、階段を流れる水だけでなく、左側の山からも雨水が流入するので、大量の水が勢い良く下方へ向けて流れていくため、土舗装はすぐに破壊されてしまいます。
つまり、透水する前に大雨が降ると、階段が水みちとなり、土舗装が流されてしまうわけです。
同様に土舗装の勾配がきついと、坂道を水が走るので雨が透水する前に土が流されてしまいます。
晴れている日に、なかなか雨の日のことは想像できないと思いますが、雨水はどのように集まってきて、どのように流れていくかを想像したら、排水溝のことを考えたに違いありません。ジオベストは土舗装固化材なので土舗装をするために使用しますが、コンクリートのように強くはありません。水の流入があれば上手に水が流れる「水みち」を考えることが快適な土舗装を守ることにつながります。
■ジオベストのお問合せは
ジオサプライ合同会社
http://www.geosupply.jp広島082-299-0681 神戸078-843-2561 福岡092-518-3537
[0回]
PR
COMMENT