江戸時代の東京の生活ぶりは、多くの本が出ているので読めば知ることができます。
江戸東京博物館に行けば、タイムスリップしたような体験も出来ます。
しかし、大阪の江戸時代の生活となると、探さないとなかなかいい資料がありません。
そこで大阪歴史博物館に行ってきました。大阪NHK放送局に併設されていますから、大阪城の近くですね。
270年の長きにわたって、自然破壊をすることなく循環型社会を維持してきた江戸時代は、鎖国政策ゆえの不自由さがあったとはいえ、地球温暖化とは無縁の世界で、自然に対する感謝の気持ちを持ったバランス感覚のある生活をしていたように思います。
つまり自然に対して正しく接していたような気がします。
多分、自然の恵みに対しての感謝の気持ちと自然に対する畏敬の念を忘れていなかったからでしょう。
だからといって、現在の便利な生活に慣れてしまうと、江戸時代にタイムスリップすれば、貧しくて不便な生活に耐えられるかどうか疑問です。
しかし、大阪歴史博物館のミニチュア模型に見る人々の生き生きとした表情を見れば、江戸時代の大阪は活気のある住み良い町人社会であったろうと思わざるをえません。
懐徳堂で勉強している人たちも再現されていて、一人一人が輝いています。
ミニチュア模型の人形の中には福沢諭吉さんもいて、結構楽しめます。
当時の適塾や懐徳堂は、勉強をしたい人のみが集まり、途中で帰るのも自由でした。
当時の絵を見ると、堂島川や中之島は夕涼みのメッカであり、涼をとるには水辺が一番でした。
上水道がなかったので、生活に使用する水は川の水を汲んで生活していたので、川を汚すなんてことはできるはずもありません。
今は便利だけど、自然とバランスがとれなくなった危うい地球になりかけています。
江戸時代は鎖国で閉ざされた時代というマイナス面もあるけれど、私たちが忘れかけているものがたくさんあります。
ぜひ大阪歴史博物館に足を運んでみてください。
写真は懐徳堂です。
酸化マグネシウム系固化材「ジオベスト」は、土系舗装や土壌改良のための土に混ぜる固化材です。弱アルカリ性なので固めた土系舗装は崩せば残土として再利用できます。まさに循環型社会の固化材といえます。
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