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環境にやさしいジオベスト

酸化マグネシウム系固化材「ジオベスト」を使用した土系舗装の事例紹介、土系舗装を施工するにあたっての注意点などをさまざまな角度から検討しています。 また、ジオベスト土系舗装のメリットであるヒートアイランド現象緩和やCO2排出抑制、地球温暖化への貢献についても書いていきます。

   

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ジオベストと同等品

公共事業では、よく土系舗装材の材料指定のところに、同等品という言葉が使われています。

今日もそのことで疑問を持ってしまいました。

同等品という言葉ほど曖昧なものはありませんね。

実は土系舗装は、「土」に、「土と土を接着させる固化材」を配合して固めます。

土舗装は、コンクリートやアスファルトのようにカチンカチンに固めるのとは異なり、土と土の間に隙間ができます。
つまり雨が降ると、水が浸透するので、水は大地に吸収されます。
しかし、一方、隙間があるため、僅かではありますが、固めた土からは、強アルカリの排水や重金属が溶出しやすくなる心配があります。
また、セメントは製造過程で、六価クロムが含まれ、セメント系固化材は、強アルカり性です。よって、セメント系固化材を使用する時は、要注意です。

しかし、ジオベストの場合は、原料が酸化マグネシウムなので、六価クロムなどの重金属類を溶出しません。また、水質汚濁防止でいう水素イオン濃度が基準値内なので、生き物などの生態系に影響を与えることがありません。

ジオベストと同等の土舗装材と書かれている場合、土を固められる材料ということだけでなく、環境面に十分な配慮がされているということが重要なポイントなのに、固化材で一律にくくられるのは・・・ちょっと違うのではと疑問に思いました。

下の写真はジオベストによる土系舗装です。

◆ジオベストのお問い合わせは、
ジオサプライ合同会社 ホームページ
広島082-299-0681 神戸078-843-2561 名古屋052-766-6419 福岡092-518-3537
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今年のテーマは「月-美しい地球のかけら」

早いもので、昨年開催しました「小久保英一郎さんと坪山健一さんのコラボレーション」から1年がやって来ようとしています。
今年も、「小久保さん」と「つぼ健」さんが、「天体とジャズの出会い」の第2弾を、引き続き、大阪で実施します。
世界天文年にふさわしく「月-美しい地球のかけら」というテーマです。
下の写真は、7月11日の夜明け前の大阪です。撮影した場所のちょうど川向いが、大阪大学中之島センターになります。お申し込みは、下記へアクセスをお願いします。
● 開催日は、2009年8月9日(日)開場14時より 
● 会場は、大阪大学中之島センター10階 佐治敬三メモリアルホール
● 主催は、どきどき斎塾
● お申し込みは、どきどき斎塾http://blogs.yahoo.co.jp/rywft134
さて、小久保さんのお話ですが、月といえばムーンライトに代表されるロマンチックなイメージがありますが、月の誕生は、地球と最も関係があるという内容です。誰にでもわかりやすく語りかけてもらえますので、是非、この機会にご参加ください。
私はこのイベントを主催する「どきどき斎塾」の世話人をやっています。
地球のことを考えてみませんか?

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プレートが使いづらい時

外は一段と暑さが増して、本格的な夏がやってきていますね。

つらい季節ですが、水分と塩分の補給で夏を乗り切りましょう。

実は、「しっかりと転圧をしてください」と言っても、どうしても転圧がしづらい場所があります。
そこで、ついつい左官仕上げで済ませる場合があります。
でも、左官仕上げにしてしまうと、あとで転圧不足で土が固まりにくい・・・そんな時は、ぜひ小型の電動ランマーを使ってみてください。

軽くて持ち運びが楽な小型のランマーがお奨めです。

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ジオベストの固化のしくみ

ジオベストってなに?                                                
「酸化マグネシウムを主成分としている土舗装用の固化材です」と言ってもピンとこないでしょうね。

実は、酸化マグネシウムは古くて新しいもので、便秘症に処方される古典的な薬でもありますが、土と土を固める建築や土木材料としても古くから使われているのです。
例えば、土と石灰とにがりを混ぜて練ったものを土間に塗り、たたき固めた床仕上げを、「たたき」といいますね。そのにがりの主成分である塩化マグネシウムは、焼成温度が380℃以上になると酸化マグネシウムに変化します。

この酸化マグネシウムを使った土舗装用固化材が「ジオベスト」というわけです。

それでは、なぜ土と土を固めることができるかという仕組みをみてみましょう。

ジオベストが固化材として土を固めることができるのは、主成分である酸化マグネシウムが水分と反応して水酸化マグネシウムになり、さらに空気中の二酸化炭素を吸収して塩基性炭酸マグネシウムを形成し、これが土の粒同士の接着をもたらしているわけです。

しかし、ジオベストを土に混ぜる量は、10~15%の配合なので、土同士を密着させるには十分な量ではありません。
よって、密度を高めるためにローラーやプレートなどで圧力を加えて接着強度を高めます。
これが転圧です。
原点は、土間をつくる時の「たたき」にあります。
たたき固めれば固めるほど強くなるので、転圧は重要です。
土とジオベストを混練したあとは、散水をして舗装材が乾かないうちに転圧して、仕上げてください。
途中で水分が足らなくなり、乾いてきたと思ったら、水を軽くまいて、さらに転圧してください。
そうすれば望んでいた土舗装が完成します。
原点は「たたき」です。
それから、土は湿度調整や温度調整ができる利点があるので、ヒートアイランド対策にもなり、環境に負荷をかけません。
                           
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雨のち曇り時々晴れ

ここのところ天気予報がコロコロ変わっています。

今日の天候はてっきり雨・・・と思っていたのに、うれしい晴れ間が見え、右往左往して大変忙しい一日になってしまいました。
というわけで、今日はジオベスト土系舗装の現場へ立ち会ってきました。                   
一方、ずっと現場にいることが出来れば問題はなかったのですが、てっきり雨のはずだったので、打ち合わせを3件入れていました。そんなわけで、現場を離れることが多く、土系舗装現場の皆さんに大変ご迷惑をおかけしてしまいました。
なぜかというと、前日の雨で土の含水比は非常に高く、水を加える必要は全くなかったのですが、昼近くには日差しが強くて、一気に含水比が低くなってしまうという事態が起きていたからです。
つまり、朝の測定時のデータをもとにジオベストと土と水の配合比を決めて現場を離れたために、データどおりにすると、土が乾いてパサパサで固まらなくなっていたわけです。
通常、舗装材料を手に取り、手で握った時、土は固まるが、手には付かない程度の湿り気にしてくださいという話をさせていただきますが、そういった言い方をしておいた方が対応がしやすいし、早いということもありますね。
それから、面白い話ですが、「ジオベストと土を混ぜると土が白くなったが、白くていいのか?」という電話が入りました。
だったら、「含水比を出す前の湿潤時の土の色と、乾燥状態の土の色を比べてみてください」と申しあげましたら、「なるほど・・・」と納得していただきました。
白いといわれた土の色は、ジオベストの色ではなく、単に土が乾燥していただけのことだったわけです。
現場の仕事って楽しいですね。
暑かったり寒かったり、雨に降られたりで大変そうに見えますが、仕事そのものを肌で感じられる仕事は正直でいって楽しいと思います。

ジオベストは、環境にも人にとっても、すべての生物にとっても、やさしい=悪影響を与えない製品なので、自信をもって奨めていきたいと思います。
そして、絶対いい製品だと思いますよといっていただいた現場作業員の方、ありがとうございます。
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ジオベスト1袋で、土は何kg?

ジオベストを1袋買ったら、何平米の施工ができますか?

この質問はよくお聞きします。
その場合は、厚さ5cmの土舗装を考えておられるのでしたら、1袋、20kg入りのジオベストで、約2平米が目安ですと答えています。
ジオベストを15%で配合すると、少し足らないぐらいですが、目安とすれば、そんな感じです。

しかし、なんとなく不安。もう少し親切に教えて欲しいといわれたら、次のようになります。
ジオベストは20kg入りです。これを15%の配合で土と混合すると、土の量は、20kg÷0.15=約133.3kgになります。
これは乾燥重量ですから、土の含水比を考えないといけないわけで、自然含水比が10%であれば、133.3kg×1.1=146.7kgになります。
自然含水比が9%だったら、133.3kg×1.09=約145.3kgになります。水の量は、10%が適量ということであれば、146.7-145.3=1.4kgの水を加えることになります。

つまり、含水比によって、水の量が変わるので、最初に土の含水比を測って、適切な量の水を用意することが大切です。固化材の配合比も大切ですが、もっと大切なのが水です。是非ベストな状態での施工をお奨めします。

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土舗装の品質管理と配合設計

関西電力の環境月間シンポジウムは今週の日曜日(7日)に、堂島リバーフォーラムで開催されます。
しかし、今回は残念ながら応募したものの落選通知が届きました。
「厚生年金会館」、「メルパルク」、「堂島リバーフォーラム」と、欠かさずに参加していただけに残念です。
音楽とのコラボは楽しいですね。
よって、今年は、大阪市の環境月間イベントも多く実施されるので、そちらのシンポジウムに参加しようと思っています。

さて、今日は、土とジオベストの配合設計について書きます。
ジオベストは、関東ローム、黒ぼく土、褐色森林土、真砂土、赤土など、どのような土も固めることができるのが、特徴です。
よって、土の種類によって、六価クロムが溶出するといった心配は、ジオベストに限っては、ありません。
しかしながら、現場で発生する土をリサイクルで土舗装に使用する場合、その土にどのようなものが混じっているかわからないので、土の品質を調べて配合設計で強度などを事前に調べる必要があります。
よって、今回も現地発生土そのものを調べるだけでなく、ジオベストと水を混ぜて、いくつかのテストピースを作り、一軸圧縮試験を行ないました。
配合試験は、強度指標・設計強度が、表層としての機能を満足できる強度になるようにします。
それらの手続きをふむと、準備段階で10日ほどかかります。
そして、土舗装の現場では、どの程度の含水比があるかを調べて、水の添加量を決めます。
現地発生土には、8~10%程度の水分が含まれていることが多いので、加水量はわずかになります。施工現場は、ここからがスタートになり、次に、いかに練混し、敷均・転圧していくかのステップが待っていることになります。

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なぜ防草が可能なのか?

どうして雑草が生えるのを防ぐことができるのか?というご質問をいただきました。
植物が育つための3大栄養素は、窒素・リン・カリウム・・・それ以外にも10種類程度のものが根から吸収されています。
ジオベストの植物の栄養源の不溶化は、主に重金属等に汚染された土壌を不溶化処理する技術です。
主要な窒素・リン・カリウム等の栄養素の溶出を防止・・・つまり植物の栄養素の摂取経路を遮断することであり、不溶化処理は、栄養素の絶対量が変化することはありませんが、物理・化学的に溶出を抑制することが可能になります。

実際に土にジオベストを10%添加して、24時間放置したあと、計量すると、窒素の70.6%、リンの81.7%が不溶化して、植物に栄養を与えないという実験データとなりました。カリウムは、46.4%でした。
100%完全に発芽を防ぐことができるというものではありませんが、雑草の発芽はかなり抑えられます。
一般的に土舗装で雑草を防ぐというのは、土舗装の表面を硬くして、雑草の根が地中に進入できなくすることを指していますが、ジオベストの場合は、養分の不溶化と、土を固めることで根の進入を防ぐという土舗装の物理的な作用で防草効果を高めています。
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ジオベストの適正含水比

毎日がどんよりしていて、カラッとしない天気が続く・・・早く梅雨が明けてくれないかなあと思います。
雨の心配は、土舗装するものにとってもイヤな季節ですが、遠く離れた実家に休耕田を持つ者にとっても、この雨でまた雑草が伸びるかと思うと、うっとうしい季節です。
稲穂が青々として育つ姿は好きなんですがね。
「うっとうしい」を漢字で書くと、「鬱陶しい」になります。
「鬱陶」は漢語のようで、「鬱陶乎吾心」(吾[わ]が心に鬱陶す)からくるもののようです。
漢字検定に出てきそうですね。
ところで、なぜ雨が降ると土舗装にとってイヤかというと、雨で施工が出来ないからだけではありません。
土そのものの含水比が高くなり、適正な水分を超えてしまうからです。
それを無視して施工を行うと、舗装がカチカチになり、水が多い分、強度が弱くなってひび割れを起こします。
ジオベストと現場の土や持ち込みの土を固める場合、含水比を測定し、水分が不足している場合、水を加えますが、逆に水分量が多いと、混合する土を乾燥させる必要があります。
よって、雨が降ると、施工する日を延ばして、曝気後、適正含水比に近くなってから施工することが大切です。
それに、水分が多いと、ガイドローラーやプレートに土が付いて施工性が悪くなります。
施工前には必ず、面倒でも混合する土の含水比を測りましょう。
ちなみに一番強度が出る適正含水比は10~12%です。
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防草と土系舗装

広島からお問い合わせをいただいたKさん。しばらくは使わない土地だけど、草が生えないようになんとかしたいというお話でした。
ジオベストは、配合の仕方で、防草対策にも土系舗装にもなります。
防草対策であれば、ジオベストの配合量を減らします。
防草目的であれば、土の上に、ジオベストを撒き、耕運機などで混ぜて、転圧するという簡単な方法と、現地の土を漉き取ってジオベストと混合し、再度敷き均し、転圧する方法があります。
現場に即した一番いい方法でやってみましょう。
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プロフィール

HN:
藤重 広幸
性別:
男性
職業:
会社員
自己紹介:
ジオサプライ合同会社にて、環境に配慮された各種の酸化マグネシウム系固化材を販売しております。特に酸化マグネシウム系土舗装固化材は、2005年度から販売を開始。酸化マグネシウム系真砂土舗装材「ジオミックス」は、2008年度より販売を開始しました。是非、弊社のホームページへお越しください。.

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